9世紀に考案され、長らく
スラヴ系諸民族の間で宗教・学問の言語として用いられた
教会スラヴ語は、中世にブルガリア・マケドニア方面で話されていた、現在のブルガリア語やマケドニア語の祖となる南スラヴ語(古ブルガリア語)をもとにしており、ブルガリア語自体も古い
文語の伝統をもつ。
12世紀から
15世紀にはより
口語の要素を交えた中期ブルガリア語と呼ばれる文語による文献が数多く編まれたが、その後の
オスマン帝国の統治下では教会が
コンスタンディヌーポリ総主教庁の
ギリシア人聖職者たちによって支配されたために
ギリシア語に押され、一時衰退を余儀なくされた。
18世紀後半に至ってブルガリア人聖職者の間からブルガリア語復興の機運が生まれ、現代ブルガリア語のもととなる新ブルガリア語が形成されて、民族意識を高めオスマン帝国からの独立運動を支える役割を果たした。
現代ブルガリア語で用いる文字は全30文字である。これは、ロシア語で使われるキリル文字と比べた場合、それから、、の3文字を除いた文字体系に相当するが表す音は異なる。