欧州委員会委員長 wikipedia|無料辞書
|現職代数 =
|現職就任日 = 2004年11月23日
|職務代行者役職 =
|職務代行者氏名 =
|担当官庁 =
|任命者役職 =
|任期 = 5年(最大2期)
|設置年月日 = 1958年
|その他 =
-->
欧州委員会委員長(おうしゅういいんかいいいんちょう)は
欧州連合 (EU) の
執行機関である
欧州委員会の長。欧州委員会委員長は
EU加盟国から1名ずつ任命されている委員を統率し、各人に特定分野の政策を担当させている。また欧州委員会委員長は任期5年で
欧州理事会を構成する1人であり、欧州理事会は
欧州議会の承認を受けて欧州委員会委員長を任命する。
◆ 任務
欧州委員会委員長の任務は
ローマ条約第217条に規定されており、これによると「欧州委員会は委員長の指針の下で任務にあたり、委員長は堅実かつ効果的に、また委員会の一体性に基づいて行動するために委員会の内部機関を決定する」こととされている。
委員長は委員会の内部機関を統括することとされている。委員長はEU加盟国の承認を受けて委員を任命し、
対外関係や
競争などの担当政策を割り当てる。また委員長は副委員長を任命する。
一般的に委員長は委員会の基本的な業務や指針を策定する。とくに27人の委員の一体性をもたせたうえで、委員長は欧州委員会を代表して、自身もメンバーとなっている欧州理事会のようなEUの他の機関と折衝し、またEUを代表して主要国首脳会議に出席するほか、法令や委員会機構の業務の調整を行う。
◆ 選任手続き
欧州委員会委員長は欧州理事会の
特定多数決により選出され、その後ほかの委員候補とともに欧州議会の承認を受けなければならない。また委員長は欧州議会に対して説明義務を負い、欧州議会は欧州委員会に対して不信任決議を可決することで総辞職させることができる。
EUの執行機関である欧州委員会の長であるということから、各国政府が選出するよりも欧州議会あるいはEU市民が直接選出したほうがよいのではないかという議論があるが、実際にそのような制度に変えるという動きはない。
批准が断念された
欧州憲法条約草案や、2007年6月に合意された
リスボン条約草案では、欧州理事会は委員長の指名のさいに直近の欧州議会議員選挙の結果を考慮に入れるべきであるとされている。実際に欧州理事会は
ジョゼ・マヌエル・バローゾを委員長に指名するにあたって、バローゾが2004年の欧州議会議員選挙で第1党となった
欧州人民党に属することを考慮している。さらに改革条約草案では、次期委員長候補は欧州理事会が指名し、欧州議会が承認することとされ、欧州議会に最終決定権が与えられている。従来の手続きと異なるのは、これまで欧州議会は欧州委員会全体としての拒否権が与えられていたが、改革条約によって委員長指名自体を拒否する権限が与えられている点である。
◆ 歴史
1958年のハルシュタイン委員会から数えてこれまでに歴代11の委員会があった(不正告発を受けて総辞職した
サンテール委員会の後を受けた
マリン暫定委員会は除く)。その中で
ドロール委員会は最も成果を挙げたとされ、3期にわたって続けたという記録を持つ。ドロール委員会では
単一市場が完成し、
ユーロ創設や大幅な
EU拡大への道筋を立てたなどの業績を残している。
◇ 任命
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!style="width:30%;" | 出身国
!style="width:20%;" | 委員長数
!style="width:50%;" | 期間
|-
| || 2 || 1985 - 1995, 1973 - 1977
|-
| || 2 || 1981 - 1985, 1995 - 1999
|-
| || 2 || 1970 - 1972, 1999 - 2004
|-
| || 1 || 1958 - 1967
|-
| || 1 || 2004 - 2009
|-
| || 1 || 1977 - 1981
|-
| || 1 || 1967 - 1970
|-
| || 1 || 1972 - 1973
|-
| || 1(代行) || 1999
|-
| -->
初期の委員会においては、委員長は経済や外交を担当してきた閣僚経験者から任命されていたが、近年は欧州委員会の位置づけが高くなったことから変化してきている。最近の2名は加盟国の首脳を務めており、
ロマーノ・プローディは
イタリアの首相を、ジョゼ・マヌエル・バローゾは
ポルトガルの首相を務めていた。
◇ 歴代委員長