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「W-OAM」||外為-master.com [05/28update]

W-OAM wikipedia|無料辞書

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W-OAM対応と目される8エレメントの新型基地局 2004年
W-OAMに対応したW-SIM、「RX420AL」を挿入した状態のWS002IN (DD)
W-OAM(ダブリュ・オーエーエム、ウィルコム・オーエーエム)は、ウィルコムPHS通信を高度化した規格、高度化PHSによる通信サービスの名称。WILLCOM Optimized Adaptive Modulationの略。

◆概要
同社が開発中の次世代PHSとは異なる。
W-OAM(を含む)により通信しようとする場合には、W-OAM / typeGに対応した端末を使用して、W-OAMに対応した基地局と通信する必要がある。通信しようとする基地局側がW-OAMに対応していない等の場合には、自動的に従来(現行PHS)の変調方式(1x/32kbps)により通信する。なお、ここで言う1xとは、「nx : リンク数(束ねるマルチリンクの数)」に基づき、リンク数が1である事を示している。
W-OAM対応の基地局が設置された対応エリアは、大都市圏の高トラフィックエリアを中心に順次拡大していくとしている。
また、W-OAMによる通信においては、無線伝送路の状態(電波の状態)に応じて、良好な場合にはより高速な変調方式を、基地局との通信が不安定な場合(距離が離れている、障害物がある場合など)には低速だがよりエラーに強い変調方式を、自動的・動的に選択し変更する「適応変調」方式が採用されている。
W-OAMの開始にあたって、トラフィックが高速・大容量化することによるNTT(東日本西日本)接続料の増加対策のために、NTT交換局内にITX(Ip Transit eXchange)というトラフィックバイパス装置を設置し、これにW-OAMを含めた基地局を接続して半ば独自網のネットワークを構築している。これにより、W-OAMに音声通話定額制も含め増大するトラフィックがNTTの交換機・通信設備を経由することがなくなり、接続料の抜本的削減が可能となっている。

◆通信方式
従来(現行)のPHSの変調方式はπ/4 shift QPSK(1x/32kbps)である。なお、π/4 shift QPSKとQPSKは厳密には異なるが、各方面では便宜上単にQPSKと記述される事も多い(本項目でも単にQPSKと記述する)。また同じく、W-OAMで採用された変調方式はD8PSKとπ/2 shift BPSKであり、8PSKとBPSKとでは厳密には異なるが、8PSK・BPSKと記述される事も多い(本項目でも単に8PSK・BPSKと記述する)。

◇ W-OAM
2006年2月23日の「W-OAM」サービス開始時は、従来のQPSKに加えて、より高速な8PSK(1x/51kbps)、より低速だがエラーに強いBPSK(1x/13kbps)が採用された。
現在W-OAMは、データ通信専用型端末のほか、W-SIMや音声端末の一部にも採用されている。
・(対応チップセット) AX20Pシリーズ(P2チップセット):スロットダイバーシティー、ハーフレート、無手順パケット、コアモジュール標準[外部リンク] 【WIRELESS JAPAN 2006】エービットブースで“次世代PHS”の姿が見えた!:デジタルARENA
・(対応チップセット) ML7257:スロットダイバーシティー、ハーフレート、CPU=ARM7TDMI[外部リンク] Unveils Base Band LSI, Compliant with Advanced PHS Standard | OKI Global(英語)

◇ W-OAM typeG
2007年4月5日にサービス開始した「W-OAM typeG」においては、上記W-OAMのBPSK/QPSK/8PSK変調方式に加えて、さらに高速なQAM変調方式が採用される。各変調方式でのレートは以下となる。
・16QAM(1x/約63kbps)
・32QAM(1x/約80kbps)
・64QAM(1x/約100kbps)
なお、W-OAM typeGにおいては、高速化と併せて、適応変調の切換の高速化およびRTTの改善が図られるという[外部リンク] WILLCOM沖縄|PHS高度化通信規格「W-OAM」の高速化について [外部リンク] 【WILLCOM FORUM & EXPO 2007】 近氏、次世代PHSの強みをアピール
現在W-OAM typeGは、データ通信専用型端末に採用されている。
・(対応チップセット) AX30Pシリーズ(P3チップセット):最大2Mbps(2xRF、スロット連結仕様)、高度化適用変調、スロット連結、FEC。サンプル出荷が2007年7月に開始された[外部リンク] 【ワイヤレスジャパン報告】エイビットブースのPHSチップロードマップに「AX30Pシリーズ」のサンプル出荷開始を確認:デジタルARENA

◆通信速度
各種変調方式とチャンネル多重数の組み合わせにより、以下の表のような高速化が計画・検討中である[外部リンク] W-OAMのイメージ
[外部リンク] 2006年のウィルコムは「ADVANCED & COMFORTABLE」
無線区間の最大スループット